「シュラマダーナ」
シンハラ語です。
意味は、
「労働の分かち合い」「共同無償労働提供」
えー、そうなの?
ただの「庭掃除」という意味だと思ってました(笑)
「シュラマダーナ」とは、役場や学校の屋外の敷地を掃除したり整備することや、道路わきの掃除、除草などです。
シュラマダーナにおいて村人は、道や井戸や校舎など、共同建設作業に参加することによって、相互にいたわる心、穏やかな言葉遣い、自分たちに協同的な力、貧欲を断って自足する精神、に目覚める。(国際開発の基礎より)
現在の「シュラマダーナ」は、掃除が多いと思います。しかし一昔前、それこそ物が何もない、貧しい時代には、道や井戸、学校の校舎を村人が力を合わせて作っていたことが想像されます。
1950年代後半には、NGO指導のもと、この「シュラマダーナ」という考え方を蘇らせながら、農村開発を行ったようです(サルヴォダヤ運動)。
シュラマダーナ。
穏やかだけど、力強い。
シンハラ人と仏教を少しだけ知れました。