久しぶりアドラーの心理学を読みました。
最近ちょうどソクラテスとプラトンを学んだので思ったのですが、アドラーは哲学だなと。どの辺が心理学かちょっとわかりません。
そんなことはどうでも良くて、この本で納得いかないことがあったので共有します。
「すべて悩みは人間関係の悩みである、すべての喜びもまた人間関係の喜びである」とアドラーは言いますが、人間関係をなくせば喜びはなくても、悩みはなくなるかもしれない。
アドラーの時代であれば、人間ひとりでは生きていけないと思いますが、現代では可能ではないかと。
引きこもりなど、他者から断絶して生きている人は、この合理性が働くのかなと思いました。
一見理解できない他者の行為はその人の合理性があって、それを「他者の合理性」いわれています。
しかしながら私自身は、30年余りの人生の中で、他者がいたからこそ感じる喜び、学び、生き延びてきたという実感がありますので、アドラーの考え方を支持しています。それと同時に、職場のことを思い出すと、重い障害のある方は、生きることが完全に他者依存であり、また社会も狭いので、もしかしたら喜びが制限されるのかなぁなんて考えました。
自分とは。他者とは。